まず、事業の中身から

訪問看護は、どんなサービス?

「病気や障がいがあっても、自宅で暮らしたい」「大切な家族を自宅で見守りたい」。そんな想いを支えるのが訪問看護です。看護師が定期的にご自宅へ訪問し、医師やケアマネジャーと連携しながら、医療処置や健康管理を行います。在宅だから医療の水準が下がる、ということはありません。訪問看護師が行う医療処置や観察は、病院と同じ水準です。

患者を中心に、主治医・多職種・訪問看護ステーションが連絡・相談・指示書でつながる連携図

主治医の「訪問看護指示書」にもとづいて看護師が訪問し、報告・連絡を返す。ケアマネジャーや介護事業者などの多職種とも連絡・相談を重ねながら、患者さんと家族を支えます。

訪問看護でできること

医療的ケアから、暮らしのサポートまで

ご自宅で安心して療養生活を送れるよう、経験豊富な看護師が幅広く対応します。訪問看護は医療だけでなく、暮らしそのものを支えるサービスです。

  • 健康状態の観察と医療的サポート

    血圧・体温・脈拍・呼吸の測定、症状の観察、服薬管理、創傷管理、点滴や医療機器の管理などの医療処置。

  • 生活の質を支えるケア

    身体の清潔ケア、食事・排泄・睡眠の状況把握、その方らしい生活を続けるための工夫の共有。

  • 精神的ケアと機能回復のサポート

    ご本人とご家族の不安に寄り添い、リハビリや機能回復を支えます。

  • 小児・医療的ケア児への対応

    NICU を退院したばかりの新生児、呼吸器を装着した子どもなど、年齢を問わず対応します。トータルケアは月40名以上の小児訪問の実績があります。

  • ターミナルケア・看取りの支援

    最期まで家で過ごしたいという願いを、ご家族とともに支えます。トータルケアは年間300件以上の在宅看取りに関わっています。

  • チームで支える地域連携

    主治医・ケアマネジャー・介護事業者・薬剤師など多職種と連携し、地域包括ケアの中核を担います。

訪問当日の1日の例

はじめての訪問看護は、こんな流れで進みます

  1. 9:00

    笑顔で到着「こんにちは」

    訪問看護のスタートは、信頼関係づくりから。ご本人のお気持ちや体調も会話を通じて確認します。

  2. 9:10

    血圧測定や体調チェック

    血圧、体温、脈拍、呼吸などを測定。ご本人が気づきにくい小さな変化も、看護師が丁寧に確認します。

  3. 9:30

    お薬の確認

    飲み忘れや重複服用を防ぐため、一緒に確認。服薬のタイミングや副作用の有無も細かく伺います。

  4. 9:45

    生活の様子を把握

    食事・排泄・睡眠・活動量など、日々の生活状況を伺い、その方らしい生活が送れているかを確認します。

  5. 10:00

    ご家族に今日の状態をご説明

    看護の内容や体調の変化を説明し、ご家族の不安や疑問にもその場でお応えして、次回の予定を確認します。

保険と収益の仕組み

介護保険か医療保険で使えて、自己負担は1〜3割

訪問看護は、主治医が「訪問看護が必要」と認めた方が対象で、赤ちゃんから高齢の方まで年齢を問わず利用できます。費用には介護保険または医療保険が使え、自己負担は原則1〜3割。残りの7〜9割は国からの給付です。

  • 介護保険で利用する場合

    要支援・要介護の認定を受けている方が対象。ケアマネジャーが作成するケアプランに訪問看護を組み込んで利用します。

  • 医療保険で利用する場合

    介護保険の対象とならない方(お子さまや40歳未満の方、要介護認定を受けていない方など)や、病状により医師が必要と認めた場合。がん終末期・小児・難病など医療依存度の高い方が多く、トータルケアでは医療保険61%・介護保険39%の構成です。

事業として見た「ビジネスモデル俯瞰図」

医師・ケアマネジャーからの紹介と指示で看護師が患者宅を訪問し、国保連(医療・介護保険)と利用者に請求・支払いが流れるビジネスモデル俯瞰図

医師やケアマネジャーから紹介を受けた患者さんの元に看護師が訪問して看護を提供し、国と利用者さんに費用を請求する。個人負担は1〜3割なので、売上の大半(7〜9割)は国からの医療・介護保険になります。訪問単価は1万円前後、看護師1人が1日4〜5件を訪問します。

保険構成はトータルケア調べ(2026年)。単価・件数は本部資料(FC資料 2026年8月版)。

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