訪問看護とは

「家に帰る」を支える、地域の社会インフラ。

病気や障がいがあっても、住み慣れた家で暮らしたい——。訪問看護は、その願いを支える仕事です。看護師がご自宅を訪問し、主治医の指示のもとで看護ケアや医療処置を行います。

医師・ケアマネジャー・リハビリ・薬剤師など多職種と連携し、「その人らしい在宅の暮らし」をチームで支えます。

訪問看護の仕組み。主治医の指示書のもと、訪問看護師が利用者のご自宅を訪問し、ケアマネジャーや多職種と連携して看護ケア・医療処置を行う。
訪問看護の仕組み
地域包括ケアの図。在宅の暮らし(本人・家族)を中心に、医療・訪問看護・介護・福祉・地域が連携。訪問看護が医療と地域をつなぐ中核を担う。
地域包括ケアと訪問看護の位置づけ
地域での役割

医療と地域を、つなぐ中核。

高齢や医療依存度の高い方が、住み慣れた地域で最期まで自分らしく暮らせるよう、医療・看護・介護・福祉が連携して支える——それが地域包括ケアです。

訪問看護は、その中で医療と生活をつなぐ中核。国が推進するこの仕組みの、なくてはならない担い手です。

なぜ、いま訪問看護なのか

数字が示す、確かな追い風。

「なんとなく伸びそう」ではありません。人口動態と国の方針が、訪問看護の需要を確かに押し上げています。

  • 約30%

    2025年、超高齢社会へ

    65歳以上が全人口の約30%に。高齢者人口は2042年ごろまで増加が見込まれ、在宅療養のニーズは拡大が続きます。

    出典:内閣府「高齢社会白書」ほか

  • 63.5% → 15.7%

    希望と現実のギャップ

    「自宅で最期を」と望む人は約63.5%。一方、実際に自宅で亡くなる人は約15.7%(病院が約68.3%)。この差が、受け皿を強く求めています。

    出典:厚生労働省 調査ほか

  • 約2倍

    10年で市場が拡大

    訪問看護ステーション数は、この10年で約2倍以上に増加。診療報酬・介護報酬の後押しで民間の参入が加速しています。

    出典:全国訪問看護事業協会 調査

  • 約3万人不足

    担い手が足りない

    2025年に必要な訪問看護師は約12万人。現状は約9万人で、約3万人が不足(=今の約1.3倍が必要)。新規参入の余地が大きい領域です。

    出典:厚生労働省 看護職員需給分科会

  • 6.6%

    大きな伸びしろ

    就業看護師のうち、訪問看護に従事するのは約6.6%のみ。人材のプールは大きく、成長の余地が残されています。

    出典:厚生労働省 統計ほか

  • 2030年 47万人

    「看取り難民」時代

    受け皿が不足すれば、2030年には約47万人が行き場のない「看取り難民」になる可能性も指摘されています。在宅を支える担い手が急務です。

    出典:各種報道・公的資料

※数値は各種公的資料・統計にもとづく代表値です。年次・定義により変動します。

どう成り立つのか

その需要を、公的保険が支える。

これだけの需要がありながら、訪問看護は売上の大半を公的保険でまかなう事業です。だから、景気に左右されにくい安定性があります。

訪問看護のビジネスモデル。医師・ケアマネの紹介で訪問看護を提供し、費用の約7〜9割を国の医療・介護保険、約1〜3割を利用者の自己負担から得る。
収益の仕組み
トータルケアの売上を構成する保険の割合を示す円グラフ。医療保険61%、介護保険39%。

医療61% : 介護39%

実際の売上も、その大半が公的保険。

出典:トータルケア調べ(売上構成)

伸びる市場で、意義ある事業を。

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